カナル型イヤホンとは?魅力や音質にこだわった選び方を解説!
皆さんは、カナル型イヤホンを知っていますか?
カナル型イヤホンは、周囲の音を気にせずに音楽を楽しむ助けとなります。また、カナル型イヤホンの音質にこだわる場合は、ドライバーユニットの選択も重要です。
今回は、カナル型イヤホンの構造や特徴に加えて、ドライバーユニットの選定についても解説します。
Contents
カナル型イヤホンとは?
カナル型イヤホンは、耳の穴に入れ込むように装着するタイプのイヤホンです。形状は、耳栓に似ており、外部の騒音を抑える効果があります。
こうした特性から、カナル型イヤホンは多くのオーディオファンから支持されており、外出時や移動中でも高音質な音楽体験が可能です。
本項では、カナル型イヤホンの特徴や構造から魅力を紐解いていきます。
カナル型イヤホンの魅力は?
カナル型イヤホンの最大の特徴は、騒音を抑え高い遮音性を持つ点です。耳の穴にフィットする形状をしているので、周囲の音を遮断し音楽に集中できる環境を提供します。
また、コンパクトながらも精密なドライバーユニットを備えているモデルが多く、クリアな高音や力強い低音を実現しています。
加えて、イヤーピースはシリコンなどの素材でできており、耳の形にフィットするデザインが多いため長時間の使用でも快適さを保てる点も魅力です。
カナル型イヤホンの構造は?
カナル型イヤホンは、小型のスピーカーとも言えるドライバーユニットと、その音を耳の奥まで届けるためのノズル、そして外部の音を遮断するイヤーピースから構成されています。
イヤーピースは、イヤホン購入時にXS/S/M/Lのような複数のサイズが提供され、最適なものを選定できます。
これにより、個人差がある耳の形状にも適応し、安定した装着感と遮音性が得られる点が特徴です。
カナル型イヤホンの音質について
カナル型イヤホンは、耳の奥までしっかりとフィットし、外部の騒音を遮断することで高い音質を実現します。また、イヤホンの音質を語る上で、ドライバーユニットを忘れてはいけません。
そこで、本項ではカナル型イヤホンのドライバーユニットについて解説します。
ドライバーユニットとは?
ドライバーユニットはイヤホンやヘッドホンにおいて、音を生み出す重要な役割を担う部品です。電気信号を音波に変換するためのスピーカーのようなもので、その性能は音質に大きな影響を与えます。
ドライバーユニットは、主にボイスコイル・マグネット・ダイアフラムから構成されます。
そして、電気信号を送られたボイスコイルとマグネットが反発や吸着を繰り返し、ダイヤフラムを揺らすことで音を発生させています。
カナル型イヤホンにおけるドライバーユニットの選び方
カナル型イヤホンに搭載されるドライバーユニットは、以下のタイプが多く採用されています。
- ダイナミック型
ダイナミック型は、ダイヤフラムとボイスコイルが繋がった構造をしており、ダイヤフラムを大きくできる点が特徴です。そのため、音の周波数が広くできるので、音圧が強く、低音の響きが良い点が魅力と言えるでしょう。
ダイナミック型は、カナル型イヤホンの他にヘッドホンやインナーイヤー型、耳かけ型のイヤホンにも用いられています。
- バランスドアーマチュア型
バランスドアーマチュア型は、ボイスコイルとマグネットが一体化したユニットにアーマチュア(U字の金属)が挟まれており、アーマチュアの先にダイヤフラムが取り付けられています。そして、磁力によるアーマチュアの動きにより、ダイヤフラムが振動し、音を発する仕組みです。
また、バランスドアーマチュア型は小型化に適しているため、カナル型イヤホンや補聴器などにも使用されています。そのため、ダイヤフラムも小さく設計されており、高音に響きが良く、クリアな音質が持ち味です。
一方、バランスドアーマチュア型はダイヤフラムの構造上、周波数域が狭く、低音部や音圧面ではダイナミック型に劣ります。
上記から、ダイナミック型は低音の響きや音圧を重視する方に適しており、バランスドアーマチュア型はクリアな音質を求める方に適しています。
このように、カナル型イヤホンの選定においては、ドライバーユニットのタイプを確認することが重要であり、音質を左右する肝と言えるでしょう。
カナル型イヤホンとは?魅力や音質にこだわった選び方を解説!まとめ
今回は、カナル型イヤホンの構造や特徴からドライバーユニットを含めた選び方を解説しました。
カナル型イヤホンは、遮音性が高い点が最大の特徴です。そのため、好みのドライバーユニットを組み合わせると、より快適な音楽ライフを実現できると言えるでしょう。
本記事が、カナル型イヤホンの選定に役立てていただければ幸いです。